津島神社鳥居
旧中山郷郷蔵
市場町公民館 (旧市場公会堂)
鳥居の手前に名鉄名古屋本線が通り、奥に国道1号線が通っている。
旧中山郷は、額田町南端、下衣文から本宿学区、中山学区、市場と広い範囲に亘り、山中八幡宮を中心とした地域です。
この郷蔵は大変歴史のある建物であり、市場が現山中市場から加宿する際、町民と共に移転され、飢饉・天災の際に救済用として造られ守られてきた大切な蔵です。この蔵には市場の歴史を残す一端が残っている。
大正4年市場は乙川水力により電灯線が施設され、祭礼に使用されていた立派な山車は解体廃止となり、足跡を残すため山車の本材を桁・梁に使い、往時の山車の大きさと規模を残している。
建設竣工は大正6年7月、当時額田岡崎地区では、現市の文化財である朝日町の公会堂が大正4年建設されそれに次ぐ公会堂として百戸弱の町内で造ったことで評判となり絵葉書として残っている。
当時としては小屋組みが合掌工法と云う近代工法を駆使した建物で町内に住する堂宮大工山田許一氏が主となり完成。
百年後の現在も長い風雨に耐え、正確無比を誇る完全木造で津島神社の境内にあり社務所も兼ね町民の和と長い歴史を育んできた公民館です。