史跡阿野一里塚碑
阿野一里塚(北塚)
東海道の阿野一里塚から 「前後」 に向かって坂を登りつめると、名医のほまれ高い三田邸があり、「春風に馬の鈴が蘇えるようにひびき、道には山桜が点在して旅人の心を慰めてくれる。」 の意である。 この句は愛知郡下之一色の森市雪の作で、嘉永元年(1848)刊の 「名区小景」 に載る。
春風や 坂をのぼりに 馬の鈴
南無阿弥陀仏
南無地蔵菩薩
徳川家康は慶長9年(1604)、すでに整備した東海道の宿駅・伝馬制に加えて、道の両側へ塚を築かせ、一里ごとの目印とした。
県内の東海道には、18の一里塚があったが、現存するのは4か所、そのうち、道の左右とも残っているのはこの塚と、知立市のみである。 昭和11年12月に指定を受けた。
(豊明市教育委員会)
市雪句碑説明
阿野一里塚(南塚)
市雪句碑
文化5年(1808)の道標
阿野一里塚説明