当寺の創立年代は不詳です。かつては、聖眼寺の塔頭でありましたが、明治9年寺院制度変更によって専修寺直末となり、昭和17年、旧称真光坊を現在の寺号、真光寺に改めました。
 木造阿弥陀如来立像は、像高102㎝、杉材に黒漆を塗り、さらに金箔を押したもので、衣文の襞(ひだ)などにはまだ金箔が残っています。
 この仏像は、顔や両肩、胴などにボリューム感があり、顔が鎌倉も大仏とよく似ていると言われています。製作年代と作者については明らかではありませんが、室町時代の作と推定されています。
 なお、昭和20年の空襲では全身に火の粉を浴びましたが、漆や金箔もほとんど溶けず、現在では 「災厄除の阿弥陀」 として多くの人々の信仰を集めています。

真光寺本堂

五重塔

観音菩薩

木造阿弥陀如来立像説明