西町常夜燈説明

 舞坂には往還道沿いに三つの常夜燈があるが、ここは正面が両皇大神宮、西面が秋葉大権現、東面が津島牛頭天王、南面が文化10年2月吉日、願主西町中、と彫られており、この常夜燈は文化10年に建立されたことが分かる。
 舞坂宿では文化6年(1809)西町より出火、宿の大半を焼く大きな火事があり復興に大変難儀をしている。当時火防せの山、秋葉信仰の高まりとともに人々の願いによりこの常夜燈が建立されたもので、その世話は現在も西町の人たちに引き継がれている。
  浜松市教育委員会

文化10年(1813)の常夜燈

東海道道標 舞坂宿