一里塚跡碑
文化12年(1815)の常夜燈
常夜燈向かい(北側)の舞坂一里塚跡
文久2年(1862)東海道舞坂宿 宿内軒別 書絵図面
舞阪には往還沿いに3基の常夜燈がある。舞坂宿では、文化6年(1809)元日、宿場の大半を焼き尽くす大きな火事に見舞われたことから、これをきっかけに火防の秋葉信仰が広がり、常夜燈を建て、秋葉講を組織して火の恵みに感謝するとともに、火の用心を誓いあった。
常夜燈の竿石の四面には、両大神宮、秋葉大権現、津島牛頭天王、建立年月日が刻まれている。新町の常夜燈は、文化12年(1815)正月に建立されたもので、灯りをともして悪霊の侵入を防ぎ地域を鎮めるとともに、闇夜を照らす道しるべとして守られてきた。月詣りやのぼり立ては、今も地域の人たちに受け継がれている。
舞阪郷土史研究会
舞阪の一里塚は、日本橋から68里(約267㎞)に位置し、松が植えられていた。