天正2年(1574)、家康公は 「火の神」 秋葉神社を浜松高町に建てた。一方、春野の深山に通ずる諸街道を秋葉街道と名付け、旅人の安全を祈願し、街道の要所に常夜燈の設置を奨励した。
 このとき、建てられた常夜燈が現在に残る秋葉燈籠の始まりである。はじめのころの灯籠は、旅人の足元を照らすための素朴なものだったが、火を尊ぶ心から木燈籠、そして石燈籠と造り替えられ、現在のようなりっぱな燈籠になった。
 現在、増楽町に残る常夜灯籠だけが、可美地区に残る唯一の秋葉燈籠である。
 (可美地区自治会連合会)

秋葉山常夜燈鞘堂

秋葉常夜燈説明