文化11年(1814)の手水石

袋井宿方向を望む

左から湯殿山大権現・厄除観世音菩薩・本尊大日如来・不動明王・阿波国高根山悲眼寺観世音菩薩

 戦国時代の始めごろは、遠江地方は駿河の今川氏の支配下に治められていたが、今川氏滅亡後は今川氏に代わって家康によって治められた。ところが、元亀3年(1572)上洛を目指す甲斐の武田信玄が遠江へ進出し、木原に陣を敷いた。これを迎え撃つため徳川勢は浜松城を出て、三ケ野・見付宿・一言坂と戦った。この大日堂の高台には、本多平八郎物見の松と伝えられる大松が存在していた。この丘陵に立てば、太田川から遠く袋井まで一望でき、本多平八郎の物見もさぞやとうなずける戦国ロマンがただよう。

大日堂内部

一面六臂の馬頭観音

古戦場大日堂説明

地蔵堂

弘法大師像 ・ 地蔵菩薩