その昔、村に日照りが続いて雨が欲しい時、和尚様に頼んで、中の小島の弁天様に雨乞いのお経をあげてもらいながら、村人が池の水をかい出していると、池の水がわずかになった時、にわかに黒雲が湧き、雨が降り出したという。それから村人たちの口から口へ、他の村の人へと話が広まり、その後も 「雨乞い池」 として親しまれたという伝説が残っている。
 この弁天様は八臂弁天といい、八つの手に弓、矢、刀、矛、斧、長杵、鉄輪、羂索を持ったインドに伝わる本来の弁財天で、水を守護する神であった。後に知恵の神と結合して知恵、福徳の神として現在に至る。
 覚王山光禅寺

大日堂

本堂内陣

木造大日如来坐像が安置され、毎年2回御開帳がある

光禅寺山門

山門に掛かる覚王山の扁額

六地蔵尊

雨乞い弁天池解説

八臂弁財天尊の安置された厨子

蒲弁財天

光前寺本堂