見付東坂町、西坂町にそれぞれ一本の梅の木があり、通称東坂の梅の木・西坂の梅の木と呼ばれている。これを梅塚という。
この梅塚は、昔、陰暦8月始めに、一筋の白羽の矢が町家の棟高く突き刺され、この家を年番と申し、娘を怪物の犠牲に備えた家の前にそのしるしとして植えたものだと言い伝えている。そして西坂梅塚はその最後のものであったという。矢奈比売神社大祭神事
「御斯葉下し」(みしばおろし)には、町内13カ所に榊立を行い、洗米を献じ神官が祝詞を奏上するが、東坂・西坂両方の梅塚もこの13カ所内にあり、同じように神事を行っている。
西坂の梅塚碑
西坂の梅塚解説
見付宿案内碑