神門

淡海国玉神社について
 創立年月日は不詳。延喜式神名帳に記載されている 「遠江国淡海国玉神社」 です。特選神名帳に 「今按ずるに。社殿祭神大国主命とあるは国玉神というをひたむきに此神と思へるよりの誤なれば祭神淡海国玉神として可ならん」 との考えもあります。今は明細帳並びに神社書出しによります。三代実録貞観7年5月8日の条に 「遠江国正六位の上淡海石神井に従五位下を授く」 との記録もこの神社のことです。現在地への遷座の年月等の詳細の解る文献は残念ながら残っていません。

総社とは
 古来より当社は遠江の国の総社として広く崇敬されています。総社とは国司が国内(ここでは遠江の国)の神社を巡拝するのに便宜をはかり、総社をお参りすれば国内のすべての神社をお参りしたのと同様とされました。つまり遠江の各神社の神様が祀られているということです。

大国主命と兎
 数ある神話の中でも有名な 「因幡の白兎」。話の中では兎はサメを騙した悪者ですが、一説には大国主命の奥さんの八上姫(やがみひめ)が兎を使者として結婚相手を探したとも言われています。自分の身体を傷つけて大勢いる兄弟神様の中から清い心の持ち主の大国主命を見つけ出す役目をした訳です。この兎のお陰で大国主命と八上姫はめでたく結婚されたので、縁結びの神様としても慕われています。

社記

国玉神社本殿

手水舎隣の井戸

弘化2年(1845)の手水石

鳥居

手水舎

鳥居に掛かる総社大神の扁額

鉄柵に囲まれた石燈籠

遠江国総社淡海国玉神社社標

狛兎

国玉神社拝殿

狛兎