元門と元天神道解説

 旧東海道から見付天神社に通じる小道は江戸時代の表参道で、江戸時代中頃の絵図には 「天神道」、後期には 「元天神道」 と記されています。
 この道脇の塚が元門(もとかど)で、中央には大正9年銘の石碑が立てられています。江戸時代にはこの付近に社があったことが絵図に表されています。見付天神裸祭の神事・御斯葉下(みしばおろし)の際には見付地内の十三箇所に清めの榊が立てられますが、天神社大鳥居とここ元門にのみ二本の榊が立てられます。
 富士見町の祭組名元門車(げんもんしゃ)は、この元門から名付けられました。
  富士見町

大正9年(1920)の見付天神社元門之跡碑

街道から10m程入ったところの小塚に元門之跡碑が建っている