大池橋と秋葉街道
大池橋は、文化・文政年間に編纂された「掛川誌稿」には、長さ29間(約52m)余り、幅3間1尺(約5.7m)余りの土橋と記されています。東海道を東から来てこの大池橋を渡ると、正面に青銅製の鳥居とその西側に常夜燈が建てられていて、火防の神として広く知られた秋葉山へ通じる街道の入口であることを示していました。秋葉山へは、ここから9里(約35Km)余りの道程です。
常夜燈は、明和6年(1769)に、鳥居は安永9年(1780)に建てられたものです。この鳥居と常夜燈は、嘉永7年(1854)の大地震により倒壊しましたが、後に常夜燈も建て替えられ、鳥居も木造で建て替えられました。
東海道は、鳥居の手前で左に折れます。
直ぐ先で逆川に合流している
倉貫川
東海道道標 大池橋