柳沢稲荷神社由緒
 寛政8年(1796)凶作による生活苦に喘ぐ地元民を救う思いで祀られました。
 最初は、字小柳沢にありましたが、明治15年(1882)新町、仲の町に鎮座し、明治28年(1895)に村社になりました。
 大正15年(1926)杉山氏から、土地の奉納を受けて現在地に移転遷座しております。
 杉山氏から奉納された伊豆の長八のこて絵は、町民センターおかべに保管されています。

お稲荷さんの孕石(はらみいし)
 昔、内谷村上之町に、久七、はるという仲睦まじい農民夫婦が住んでいました。子供が出来ないのを悲しみ、神仏に日夜祈りましたが、願いは叶えられません。途方にくれていたある夜、久七の夢枕にお稲荷さんが立ちました。本堂の傍らにある石を抱いて拝めば、願望成就するというお告げに喜んだ久七は、早速お稲荷さんへ出かけました。
 やがて夫婦に、玉のような男の赤ちゃんが授かりました。お稲荷さんは、その後も近隣の悩める夫婦の願いを叶え続けたと云われています。

岡部宿が見下ろせる

二の鳥居と一の鳥居

三の鳥居の上に拝殿がある

孕み石

柳沢神社拝殿

本殿に掛かる柳沢稲荷神社の扁額

柳沢稲荷神社本殿

柳沢稲荷神社本殿

柳沢稲荷神社由緒