建立年代、建立者は不明ですが、元禄13年(1700)に、岡部宿の伊東七郎右衛門、平井喜兵衛、中野陣右衛門の三人が発願して地蔵堂を再建し、堂内の仏具をそろえ鴻鐘を新たに鋳して鐘楼も建立しました。霊験あらたかと村人や近隣の人々に信仰され、その霊験のあらたかさを示す二つの伝説
「鼻取地蔵」 「稲刈地蔵」 が残されています。
堂内には地蔵菩薩が安置されており、この地蔵尊は宇津ノ谷峠を越えようとする旅人の安全を守り、また、堂前の木陰は旅人の疲れを癒しました。
今でも8月23・24日の大縁日には、串に刺した十団子をお供えをします。また、新盆供養のために遠方からも参拝客が訪れます。
(藤枝市教育委員会)
坂下地蔵堂参道
坂下地蔵堂由緒
坂下地蔵堂
鐘楼
地蔵堂に掛かる願王堂の扁額
地蔵尊は秘仏となっている
通称 「白観音」
蘿径記碑
文化・享保・明和・寛保・宝永の地蔵尊など
善光寺當国三十三所供養塔
六地蔵尊
観音堂
元禄14年(1701)の常夜燈