西園寺公望は、嘉永2年(1849)10月、右大臣徳大寺公純の次男に生まれ、明治大正昭和三代を自由主義の政治家として貫き、昭和15年11月24日、91年の長寿を全うした我が国近代の元老の一人です。
坐漁荘は、西園寺公望が70歳になった大正8年(1919)に老後の静養静養の家として風光明媚な清見潟に臨むこの地に建てた別荘で、命名は渡辺千冬子爵によります。
坐漁荘は、時代の変遷で昭和46年3月18日から愛知県犬山市の明治村に移築され、現在、国の登録有形文化財として公開されています。
そしてこの度、地元興津、そして経済界の皆様の坐漁荘復元に向けての熱い思いが実を結び、また、財団法人明治村の全面的なご協力とご指導を仰ぎ、記念館として、かつてあったこの地に復元し、公開いたします。
興津坐漁荘説明
坐漁荘