格子戸の旧家が旧街道の面影を残す

国登録有形文化財の小池邸

格子戸が残る旧家

 小池邸は江戸時代、代々小池文左衛門を襲名して寺尾村の名主を代々務めていました。名主は年貢の取り立て、管理、戸籍事務、他村・領主との折衝等、村政全般を扱い、村役人の中でも最も重要な役割を担っていました。
 この建物は明治時代の建立ですが、大戸、くぐり戸、なまこ壁、石垣等に江戸時代の名主宅の面影を残しており、平成10年に国の登録有形文化財に登録されました。
 (静岡市)