当山は往古、地持院山の麓か西山寺にあったと思われるが、天正年間(1573-92)暗室和尚により現在地にお移転再興された。
爾来隣接の豊積神社の別当寺として神仏事を行ってきたが、明治初年の神仏分離策により、およそ現在の寺形になった。本尊地蔵菩薩は鎌倉時代初期、慶派(運慶・快慶の流れ)仏師の作で静岡市文化財に指定されている。
他には江戸時代日照りに苦しむ農民を救ったと言われている伝説の 「代かき地蔵」 等がある。
永代供養塔 「永安廟」 や四十四面の襖絵、枯山水 「彼岸庭」 の寺としても知られている。本堂は大正10年、客殿庫裡は平成7年の建立。
開山暗室和尚より現住職鮎川博道和尚で27代目。
水舎の聖観世音菩薩
みまもり地蔵
六地蔵尊
鐘楼
地持院由緒
地持院本堂
庫裡
山門