せがい造り
 軒先を長く出した屋根を支えるために、平軒桁へ腕木を付け足して出桁とし棰(たるき)を置いたもの。
 民家建築に美観を添えたもので、由比町の町並みに特に多く見られる。

下り懸魚(げぎょ)

 平軒桁の両端が風雨による腐食を防ぐための装置で、雲版型の板に若葉、花鳥などを彫り込み装飾も兼ねている。
 稲葉家は、この下り懸魚が施されている建物である。


(由比町教育委員会)

せがい造りと下り懸魚(げぎょ)

由比町町並み

二階の下り懸魚

せがい造り

一階の下り懸魚