江戸時代の宿場の入口には、見附や木戸と呼ばれるものがありました。蒲原宿の入口には木戸が設置されており、東の入口のことを 「東木戸」 と呼んでいました。なお木戸と木戸との間のことを 「木戸内」 といいます。東木戸は、わずかではありますが枡形になっています。
 また東木戸には 「常夜燈」 が残されています。常夜燈とは、今でいう街灯に当たるもので、各所に設置し、暗い夜道を明るく照らし続けていました。東木戸にある常夜燈には 「宿内安全」 という文字が刻まれており、宿の入口を照らしていました。文政13年(1831)ものと考えられています。

蒲原宿案内版

宿内安全と刻まれている

蒲原宿東木戸碑

東海道道標「蒲原宿」

文政13年(1831)の常夜燈

東木戸・常夜燈説明