三石神社社標と解説

天保11年(1840)の常夜燈

時の鐘解説

 三石神社の境内にあるこの鐘は、「時の鐘」 と呼ばれ、江戸時代から旅人や町民に親しまれてきました。最初は寛永年間(1624-44)に鋳造され、その後何回か改鋳されました。特に大きな鐘が宝暦11年(1761)に川原ヶ谷の鋳物師沼上氏によって造られ、三石神社境内に設置され、三島八景の一つにも数えられていました。
 三島宿の人たちは、この鐘の音で時を知りました。しかし、第二次世界大戦時にはこの鐘も供出され、現在の鐘は昭和25年(1950)に市民の有志によって造られたものです。
 時の鐘の存在は、当時の三島宿の賑わいを偲ばせるものとして、市民に親しまれています。

 寛永年間に初めて作られ、宝暦11年(1761)に新たに大鐘が鋳られ三石神社境内に建設された。時を報じ、火災の信号にも使われてきたが太平洋戦争に供出。終戦後の昭和25年、有志により 「平和の鐘」 として復興した。毎年大晦日には除夜祭が行われる。三石神社は元御殿川の川辺に三ツ石と称する巨石があり、その上に社殿を建て稲荷の神を祀ったという。
  (三島市教育委員会)

源兵衛橋

源兵衛川

三石神社拝殿