瀬田の唐橋は、近江八景の一つ 「瀬田の夕照」 の地として有名で、芭蕉翁も何度か訪れたことがあります。 琵琶湖やあたりの景色のすべてが、五月雨にかすんでいる中で、さすがに瀬田の唐橋だけは、雨にも隠されることなく、長々と横たわって見えている。 五月雨に煙る湖と唐橋を詠んだスケールの大きなこの句は、貞享5年(1688)の夏に作られました。(大津市)
芭蕉句碑前から見た瀬田川
芭蕉句碑説明
瀬田川大橋が見えている
芭蕉句碑
五月雨に 隠れぬものや 瀬田の橋