大江の地を荘園として持っていたと伝えられる 「大江の千里」 は平安時代前期の歌人で、三十六歌仙のひとりとして、また、百人一首の第二十三首の歌人として著名な人である。
 その奥方がこの地に住まいしていた。村人はその跡地に野上神社(現在は御霊神社の御旅所)を建て、その遺徳を偲んだといわれている。

 第二十三首
 「月見れば 千々にものこそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にあらねど」

大江の千里(ちりんさん)説明

野上神社旧跡碑

御神燈