大江の地名は、平安時代以来、朝廷の文章道(史学・文学)をつかさどる家柄として知られる貴族であった大江氏(大江千里)が、この地を開発されたことから地名となったと伝承されている。千里は 「ちりんさん」 と呼ばれ、村人から敬われた三十六歌仙の一人として著名で、没後、住居の旧跡に小祠(野上社)を建て遺徳をしのんだ。明治25年(1892)に御霊神社に合祀されたことで、その旧蹟として 「野上社旧蹟」 と刻んだ石碑が建立されている。
地蔵堂
野上社旧蹟説明
大江の集落