土御門天皇より足利義尚将軍へ 鈎の滞陣を慰める歌(長享元年9月12日)

人心 鈎のさとぞ 名のみせむ 直なる君が 代に伝へなば

坂本の はまちを過て なみ安く やしなふ寺に 住とこたへよ

やがてはや 國治まりて 民安く やしなう寺も 立ちそかへらん

中納言入道宋世義尚へ 鈎へ陣かへ霜月廿日

中納言へ義尚の返歌 霜月廿日陣所

陣中の歌会で義尚 長享二年正月十五日

九代将軍足利義尚公
鈎の陣所ゆかりの地碑
文明19年(1487)

義政公の返歌 長享元年都より

父八代将軍義政公へ 長享元年十月四日義尚着陣の時

平成3年度 花時計  限りなき創造のへの発信
平成4年度 風車   すみきった空気の醸成啓発
平成6年度 恵の滝 きれいな水の恩恵啓発
  緑と文化のまち 上鈎区

三冬つき はるきにけらし 乙女子か 袖ふる山に かすみたな引

思ひとけは 浮世なり見し かの蜑の業もしつへき 旅の日数を

かへりねと 志賀の浦浪 たたぬ日も 君を都に またぬ日はなし

滋賀県栗東町身近な環境つくり推進事業碑

君すめは 人の心の鈎をも さこそはすぐに 治めなすらめ

後土御門天皇への返歌 長享元年十二月二日義尚鈎の陣所にて