当寺は真宗寺院であるが、元は金勝寺二十五別院の一つ多喜寺の一院で六地蔵を安置していたと言われ、寛政2年(1461)僧正善の時に本願寺蓮如の教化に帰して真宗道場となり、後に親鸞の弟子円鸞が開いた松原興敬寺の配下に入ったと伝えられる。
 当寺にある層塔は、塔身に四方仏を配し本来九層塔であったと思われ、笠の第4・6・7層と相輪部が失われているものの、鎌倉時代末期の美を今に伝える貴重なものである。
 平成元年3月 栗東市教育委員会

福正寺山門

福正寺本堂

井戸のある手水舎

石造多層塔

蓮如上人像

石造多層塔説明

蓮如上人御舊跡標柱

太鼓楼

鐘楼

本堂前に枝を広げた松