石造宝篋印塔は、鎌倉時代に密教系の塔として出現して以後、五輪塔と並んで盛んに造られた。指定の塔は花崗岩製、鎌倉時代後期の作で基壇から相輪まで保存状態は良い。高さは223㎝余、塔身には金剛界四仏の種子が掘り込まれる。基礎の側面は、四面輪郭巻で格狭間を入れるが、内部は素面。基壇には反花が刻まれており、大和の影響がうかがえる。市内に残る石造宝篋印塔の代表作例として貴重である。
  平成20年3月 栗東市教育委員会

徳生寺山門

徳生寺本堂

鐘楼

五輪塔

五重塔

三重塔

栗東市指定文化財の宝篋印塔

石造宝篋印塔説明

経蔵

地蔵尊