本陣とは、大名や公家などが宿泊するために設けられた施設で、大津宿では大坂屋嘉右衛門(大塚本陣)、肥前屋九左衛門の2軒の本陣と、播磨屋市右衛門の脇本陣1軒が八丁筋におかれていました。八丁筋には、旅籠などが多数軒を連ね、旅行く人々を迎えていました。大津は、北国海道と東海道の合流地点であり、また湖上交通の拠点でもあったことから繁栄を極めました。
 しかし、現在は本陣に関する遺構などは残っておらず、大塚本陣のあったこの場所に、明治天皇の休憩所として利用されたことを示す 「明治天皇聖跡碑」 が建つのみです。

明治元年9月20日 明治天皇御東幸ほか

聖跡記録碑

明治天皇聖跡碑

大津宿本陣跡解説