街道石碑

高札場跡

この辺りが最も野洲川に接近するところ

 高札場は幕府や領主の最も基本的は法令を書き記した木の札(高札)を掲示した施設であり、江戸時代6万か所を越える全国の村々にあまねく立てられました。多くの人々に触れるように、村の中心や主要な街道が交錯する交差点といった人通りの多い場所に設置されることが多く、この付近には今在家村の高札場がありました。また、小里村の高札場も「東海道分間延絵図」に描かれています。
 作成:甲賀市市民協働事業 今郷好日会

 古い街道には、いにしえ人の気配があります。その曲がりくねった道筋に、路傍の道標に歴史があります。
 あるときは戦の道となって人馬どよめき、あるときは参宮の道となって賑やかな歌声に包まれたであろうこの道。
 東海道は遠い昔にその役割を終え、今や暮らしの道として、風景の中にのびています。