往古より地主神 三男神と三女神を奉斎し仁和元年(885)に伊勢の国滝原宮の並宮長由介神社の祭神速秋津比子命・速秋津比咩命の二柱の御分霊を勧請し之を地主神の社内に合祀する。 この二神は水門の神で当社は田村川・松の尾川の落合に近く水害多きために勧請されたと伝えられている。 正応2年(1289)地頭岩室家俊の時代 本殿再建 応永21年(1414)家俊 「樹」 の字を加え奉り瀧樹大明神と改号する。 明治9年(1876)村社に列し明治41年神饌幣帛料共進社になり、大正15年(1926)郷社に昇格す。 当社は昭和28年(1953)宗教法人となる。

東参道の鳥居

近くに野洲川が流れている

石燈籠が並ぶ参道

この神社には、次の二つの宮が祭祀されている。
一、瀧樹大明神宮
 この宮の主祭神は、速秋津比古之命と速秋津比咩之命という神で、この神は水門の神と云われている神様で水害を守る神である。 近くに二つの川が合流している落合があり大昔から洪水が多くその度ごとにこの近辺は大被害にあい困ったのでおまつりされた神である。
一、天満宮
 この宮の主祭神は、学問の神と云われている菅原道真をおまつりしている宮である。 この神は、室町時代の領主が信仰された神様で氏子が学問に励み立派な村にすることを願ってまつられたものでる。この神社の祭礼日は、毎年5月3日で当日は、国の選択文化財に指定されているケンケト踊りをはじめ花奪神事や神輿の渡御が行われる盛大な祭りである。平成17年に本殿・拝殿が新築され同時に境内の全面的な整備がなされ神域の荘厳さを増している。

神牛

街道に建つ瀧樹神社説明

天満宮本殿

天満宮神門

瀧樹神社本殿

瀧樹神社神門

拝殿に掛かる瀧樹神社の扁額

瀧樹神社拝殿

明治33年(1900)建立で、下部に従是四丁と刻まれている

瀧樹神社社標

神馬

瀧樹神社由来碑

手水舎