鈴鹿峠自然の家は、「坂下尋常高等小学校」 校舎として昭和13年(1938)に建てられた。 同小学校は、昭和54年3月に廃校となったが、その後は坂下公民館等として坂下地区の人々を中心に活用され、現在は青少年のための宿泊研修施設 「鈴鹿峠自然の家」 として活用されている。
校地は、山の西側斜面を整地して造られており、南側に校庭をとり、校舎は北側に寄せて建てられている。外観は、切妻平入形式の瓦葺で、正面玄関に切妻妻入形式で洋風の意匠を施した車寄せが突き出ている。外観はペンキ塗りの洋風下見板張りである。校舎は南北の2棟に分かれ、中央に中庭をとr、東西に廊下を設けて両棟をつないだロの字形の平面である。校庭に面した南棟は、中央に玄関をとり、西側には教室一室と職員室・校長室を、東側には教室一室と和室を設け、北側に廊下をとっている。また、北棟は、講堂と教室二室を設け、北側に廊下をとっている。
平成11年、国土の歴史的景観に寄与しているとして、国の登録有形文化財(建造物)に登録された。
旧坂下尋常高等小学校
鈴鹿峠自然の家標柱
鈴鹿馬子唄会館
旧坂下尋常高等小学校
鈴鹿馬子唄会館
鈴鹿峠自然の家説明