問屋宅跡碑

 近世の宿場で、人馬の継立や公用旅行者の休泊施設の差配などの宿駅業務を行うのが宿役人である。 問屋はその管理運営を取りしきった宿役人の責任者のことで、宿に一名から数名程度おり庄屋などを兼務するものもあった。 宿役人には、問屋のほかに年寄・帳付・馬指・人足指などがあり問屋場で業務を行っていた。
 土山宿は、東海道をはさんで北土山村・南土山村の二村が並立する二つの行政組織が存在した。 土山宿の問屋は、この両村をまとめて宿駅業務を運営していく重要な役割を果たした。
   平成14年3月 土山町教育委員会

堂々たる造りの問屋宅跡

土山宿問屋宅跡解説