鈴鹿峠
 三重県と滋賀県の県境にあり、「鈴鹿馬子唄」 で名高い峠で、文化庁の 「歴史の道百選」 に選定されています。東の箱根とともに東海道の難所でしたが、今は国道1号線が通り、自動車で楽に越すことができます。峠の頂上近く自然歩道沿いに昔、山賊が道を通る旅人の姿を岩肌に写して危害を加えたという、県の天然記念物に指定されている奇岩 「鏡岩」 があります。

坂下宿
 関の宿とともに東海道53次のひとつです。明治以後さびれましたが、たいへん大きな宿場で、4軒の本陣と100軒にも及ぶ宿屋がありました。今も馬つなぎの環、野菜物を売った机、連子格子が残る古い家が数多く残っています。

筆捨山
 全山に怪石、奇岩が多く、松、楓、つつじが繁茂しています。昔、狩野法眼元信という画家が、あまりにも山の変化が激しいため描くことができず、筆を捨てて嘆いたのでこの名が付きました。

東海道自然歩道案内図

鈴鹿峠登り口