伊勢神宮の外宮・内宮の両宮を指している

かつて隧道に掛かっていた 「家棟川」 の扁額

奉両宮常夜燈

 平松に自生する赤松の変種。 根から放射状に出て傘をひらいたような美形の松で、その名も「うつくし松」。 大小200本が群生し、日本でここだけしかなく、国の天然記念物に指定されています。
 平安時代、体が悪く弱々しい生活を送っていた藤原頼平という青年がこの地を訪れたとき、美娘が突然現れ、松尾神社のつかいで頼平のお供を命じられたといって姿を消した。 当たりを見ると周辺の木々が美しい松に変わったという。
  この地を頼平の平と美松の松をとって平松となったと言われています。
    湖南市観光協会

 この場所から東約50m先の交差点付近には、以前天井川の家棟川があり隧道(トンネル・マンポ)がありました。
 旧東海道の家棟川隧道は、長さ21.8m、高さ3.6m、幅4.5m、欠円アーチ断面で両側壁とも花崗岩切石積みで、1886年(明治19年)に築造、 家棟川の平地化に伴い1979年(昭和54年)3月にその姿を消しました。
 当時のものとして、県令(知事)中井弘筆 「家棟川」 の遍額(題額)が、ここに残されています。
 現存する隧道は、1886年(明治19年)に竣工した由良谷川隧道と1884年(明治17年)竣工した大沙川隧道に2ヶ所で、国指定重要文化財に相当する土木遺産と評価されています。
  平成26年6月三雲学区まちづくり協議会

家棟川隧道遍額説明

家棟川橋橋標

うつくし松説明

東海道歴史探訪・史跡めぐりマップ