惟に地蔵菩薩は六道受苦の衆生の苦を抜き楽を与え給うなり
古き友人医師甫元先生自ら恒に篤く地蔵菩薩に帰依し此の功徳を一切に普及する為当尊像を造り奉る
仍て之を永久に伝える為有志の者相図り此の碑を建設するもの也
昭和7年(1932)秋彼岸日 法印 宥圓書
この地蔵菩薩像がいつ頃、どの様にして祭られるようになったかは不明である。古来、鈴鹿川左岸堤防南側の平野道で、道標の 「お地蔵さん」 として露天に立っていたものを、この地に移され地蔵堂が作られたと伝えられている。
昔より、いぼと眼病に効くと伝えられ、地域の信仰を集めており、今も遠方よりお参りに来る人も多い。毎年8月には、地区で地蔵盆が行われている。
口語訳
道標のようで、文字が刻まれているが判読できない。
汲河原のいぼとり地蔵説明
地蔵堂
いぼとり地蔵尊
大正3年(1914)の平野道道標
漢文で刻まれた地蔵尊碑
鈴鹿川堤防脇の地蔵堂