この桜は、ヤマザクラの一変種として植物学上からも珍しい。赤茶芽、花は一重の五弁、直径5㎝、白色から淡紅色で、開花時は見事である。
伝説によれば、寿永(1182-84)の頃、蒲冠者源範頼が平家追討のため、西へ向かう途中、石薬師寺に戦勝を祈り、 鞭にしていた桜の枝を地面に逆さに挿したのが、芽を出してこの桜になったと言われている。
そのため、俗に 「逆桜」 とも言われている。
平成14年3月 鈴鹿市教育委員会
ますらをの 其名止むる 蒲桜 更にかをらむ 八千年の春に
蒲桜解説
蒲桜
小社
石薬師の蒲桜碑
可婆左久良碑
佐佐木信綱歌碑