この山門は、明治5年(1872)に中町三番町にあった川北本陣から移設されたもので、川北本陣の現存する唯一の遺構である。 川北本陣は、関宿に二つあった本陣のひとつで、慶長(1596-1615)の頃から明治3年(1870)に廃止されるまで代々関宿の本陣を勤めた。 一間一戸の薬医門で、彫刻の形式などから17世紀後半の建築と認められる。屋根の鬼瓦には、川北家の家紋である三蓋松が彫られている。
関町指定文化財延命寺山門標柱
延命寺山門
延命寺本堂
旧本堂鬼瓦