東海道道標の先に福江町へ続く直線の東海道が延びている
矢田立場・福江町説明
江戸時代の矢田町は、東海道の立場(宿場と宿場の中間にあって、旅人が休憩する茶店などが集まっている所)であった。 「久波奈名所図会」 には、「此立場は食物自由にして、河海の魚鱗、山野の蔬菜四時無き事なし」
とある。 福江町へ曲がる角には火の見櫓(現在の火の見櫓は平成3年に再建したもの)もあった。 現在でも、馬を繋ぎとめた鉄環のある家や連子格子のある家も見られる。
福江町も矢田立場の続きで、茶店や宿屋が多くあった。
福江町の南端は、桑名宿の入口に当たるので、旅人を引止めるために、宿屋の人たちが集まっている宿引小屋があった。 また西国からの大名などが通行の際には、桑名藩からの役人が出迎えて、ここから案内をした。
(桑名市教育委員会)
東海道道標