御祭神は天目一箇命にして天津彦根命の御子神であって天照大神の御孫神にあらせらる。
 一目連神社は、我が国金属工業の祖神であり、鑄物及び鉄工に関する御利益殊に顕たかな神として知られ、御神徳の高い御神であらせらる。
 鍋屋町は町名の如く鍋屋の多き所にして一目連神社の信仰篤く、ある日町民が一目連神社に商売繁昌の祈願をせるに、祈祷も終わり賽銭をあげたるに、不思議にも供酒皿の中に飛び込みたるを見て町内繁昌の御印なりと深く感謝し、守護神として神社を建立し御祀りすることになったと伝えらる。(今より約150年前)
 以来商売益々繁昌し、非常に発展せり。また一目連神社は天変地異ある毎に現に御霊を現し、諸難を救い給い、時に龍神となりて天遡り旱天に慈雨を恵み給うことは、広く世人の知るところにして、農業水産の神としての信仰者も多くあり。
 その他不思議なる御利益の伝説も少なからず。

一目連神社

一目連神社由緒

手水石