芭蕉が貞享元年(1684)野ざらし紀行の旅の折、本統寺で詠んだ句である。

 当桑名別院本統寺は教如上人の開創にて、開基は同上人の息女長姫(おさひめ)にして、今を去る382年の慶長元年(1569)の創立であり、同朋の仏法護持と祖恩報謝の懇念より設立されたもので、爾来伊勢尾張美濃三国に跨る教化の中心となり、市民からは 「御坊さん」 と呼ばれ親しまれている。
 境内には俳聖松尾芭蕉が、貞享元年(1684)野ざらし紀行の初旅の折り、当寺に一泊した。その時詠んだ句 「冬牡丹千鳥よ雪のほとときす」 の句碑(冬牡丹句碑)が建てられています。
 この句碑は昭和43年2月20日に市の文化財に指定されています。

冬牡丹 千鳥よ雪の ほととぎす

庫裡

鐘楼

享保16年(1731)の青銅製燈籠

本統寺山門(内側から)

本統寺本堂

本堂に掛かる本統寺の扁額

本統寺由緒

芭蕉句碑

親鸞聖人像

本統寺内陣