地蔵堂

三界萬霊塔の後ろに厨子があり、仏像は微かに見えるだけである

地藏菩薩

ほうろく地蔵説明

 「尾張名所図絵」 によれば、この石地蔵はもと三河国重原村(現在知立市)にあったが野原の中に倒れ捨石のようになっていた。
 ところが三河より焙烙を売りに尾張へ来るものが、荷物の片方の重石としてこの石仏を運んできて、ここで焙烙を売りつくした後石仏を海辺のあし原に捨てて帰った。 地元の人がこの石仏を発見し安置しようとしたが動かないので怪しんでその下を掘ってみると、土中にこの仏の台座と思われる角石が深く埋もれていたので、 皆が不思議なことだと思いその台石を掘り出し、この石仏を置いたのが、すなわちこの地蔵である。