良泉寺由緒

良泉寺本堂

良泉寺本堂

 良泉寺は、海岸山と号し、浄土真宗大谷派に属す。本願寺第8世蓮如上人に帰依した蓮誉が、小机付近の旧街道沿いに草創、慶安元年(1648)入寂したこの寺の第4世良念の代に、徳川幕府より境内地の施入を受け、現在地に移転したと伝えられる。
 開港当時、諸外国の領事館に充てられることを快よしとしないこの寺の住職は、本堂の屋根をはがし、修理中であるとの理由を口実にして、幕府の命令を断わったといわれる。