江戸時代、ここは寺尾稲荷社(現馬場稲荷社)へ向かう道との分岐点で、このように寺尾稲荷道と記された大きな道標が建てられていました。寺尾稲荷社は、馬術上達や馬上安全の祈願で知られ、江戸からの参拝者も多かったといいます。また、この道は菊名へ向かう寺尾道や川崎へ向かう小杉道にもつながる、この地域の大切な道でした。なお、当時の道標は、現在、鶴見神社境内にあり、ここにあるのはその複製です。
従是廿五丁(約2.5㎞)と刻まれた寺尾稲荷道道標(レプリカ)
寺尾稲荷道道標説明
現在、馬場稲荷社と呼ばれる寺尾神社
寛永2年(1625)2月、寛延3年(1750)10月再建、文政11年(1828)4月再建立と刻まれている。