ここ駒形諏訪神社は、山中城跡本丸曲輪内にある。大カシ(アカガシ)は樹齢約500~600年と推定され、本丸への入口部分にそびえており、約400年前、天正18年(1590)の山中城合戦時には、既に生育していたものと考えられる。根回り9.6m、高さ25m、幹は地上4mのところで7本の主枝に分かれている。空洞や損傷もなく樹勢は良好であり、県内1~2の大木である。
  (三島市教育委員会)

駒形諏訪神社の大カシ説明

推定樹齢600年の大カシ

駒形諏訪神社の大カシ標柱

 史蹟山中城の本丸に守護神として祀られた。建御名方命は、大国主命の御子神で、父神の国譲りに抗議して、追われて信濃の諏訪に着き、これより出ずと御柱を立つ。後、転じて日本第一部神と仰がれる。日本武尊は景行天皇の命を奉じ、九州熊襲や、東国を征した。弟橘姫の荒海鎮静の入海は此の時である。山中城の落城(1590)後、人々移住し箱根山の往還の宿場として栄えた。

貞享4年(1687)の庚申供養塔

文政10年(1827)の常夜燈

地蔵菩薩

境内社の八坂神社

拝殿に掛かる諏訪神社・駒形神社の扁額

駒形諏訪神社拝殿