二宮尊徳翁像

二宮神社拝殿

 江戸時代後期の農政家・思想家。通称金次郎。尊徳は武士の名乗り。幼少時の逸話が一般に知られているが、後に 「報徳仕法」 と呼ばれる独自の方法と理念で、小田原藩や日光神領などを含む、多くの諸家諸領の復興に尽くした。直接・間接的に指導した農村は600余りにものぼる。

手水舎

大正5年(1916)の吽形の狛犬

大正5年(1916)の阿形の狛犬

 昭和3年、昭和天皇の即位御大礼記念として、神戸の中村直吉氏が寄進したもので、製作者は三代目慶寺円長。材質はブロンズ。その後、これと同じ像は全国の小学校などに向けて約1000体製作されたが、戦時中、すべて供出に遇い、現在残っているのは、この一体だけである。なお、この像は当時のメートル法普及の意図を反映して、丁度1mの高さに制作されている。

二宮金次郎像

社務所