明治天皇宮ノ前行在所跡は、明治天皇が宿泊した清水金左衛門本陣のあった場所です。正碑は高さ2.73mの小松石の総磨で、碑面に 「明治天皇小田原行在所址」 と刻んであります。副碑には由来が刻まれています。
 清水金左衛門本陣は、小田原宿に4軒あった本陣のうちの筆頭で、清水金左衛門家は江戸時代に町年寄も勤め、宿場町全体の掌握を行っていました。本陣の敷地面積は、およそ240坪で、大名、宮家などの宿泊にあてられました。
 明治天皇が宿泊したのは、明治元年(1868)10月8日の御東幸の際を初めとして5回を数えます。明治天皇聖跡小田原町保存会は、この土地を買収して、昭和15年2月に整備工事を着手し、昭和15年10月に落成しました。
  (小田原市教育委員会)

街道に面して建つ明治天皇聖蹟碑

明治天皇聖跡由来碑

明治天皇聖蹟小田原町碑

明治天皇小田原行在所址碑