国府祭(座問答)の標石説明
毎年5月5日、端午の節句に催される国府祭の主要行事として神揃山(かみそりやま)で 「座問答」 が行われています。
これは、今から遡ること1350年、現在の行政改革である 「大化の改新」 が行われ相武(さがむ)の国と磯長(しなが)の国が統合され、相模の国が生まれました。両国の一之宮である寒川と川匂とが、新しい国の国司(現在の知事)巡拝の順位をめぐって一之宮の座を争い、互いに相譲らず、見かねた比々多と前鳥・平塚八幡宮が
「いずれ明年まで」 (爾来千数百年を経ておりますが 「先送り解決」 という最も日本的な方法で) と言って仲裁し円満解決した故事に基づき儀式化されたものです。
ここに置かれている石は、この座問答の様子を示し、相模の国の成立を紹介するものです。
四之宮 前島神社
総社 六所神社
二之宮 川匂神社 一之宮 寒川神社
三之宮 比々多神社
平塚八幡宮