川会所は、江戸時代に川越を取り締まった役所で川役所とも言いました。
川会所には川役人(川名主と年寄)が在勤し、川の深浅を計り、川留・川明を決めたり、渡船の管理や渡賃の徴収などを行っていました。通行人は渡賃を払って、川越をしていました。元禄3年(1690)当時の旅人一人の渡賃は10文でした。
馬入の川会所は、間口一間半、奥行二間ほどの家で、馬入川渡し場の西川端にありました。馬入の渡しには渡船が常備されていて、定掛り村が須賀と柳島村、定助郷村が馬入村ほか4ヶ村、加助郷村が田端村ほか10ヶ村で、それぞれの村々が渡しの業務の負担をしていました。
川会所跡説明
ホテルサンライフガーデンのチャペル
馬入渡川会所跡碑