江戸時代に盛んになった民間信仰の一つに庚申信仰があります。60日ごとの庚申の日の夜、眠っている人の体から三尸(さんし)の虫が抜け出て、その人の罪を天帝に報告するという道教の思想からきたとされています。そこで、人々は庚申の夜には儀式や宴会をして過ごしました。
 庚申塔はその信仰を表すもので、江戸時代中頃から造立が盛んになりました。
 この庚申塔は享保19年(1734)の造立で、青面金剛、日月、邪鬼、二鶏、ショケラ、三猿が配されています。「惣村供養仏」 の銘文のほか、供養した多くの男女の名前が刻まれています。
 (東久留米市教育委員会)

庚申塔説明

享保19年(1734)の一面六臂の青面金剛の庚申塔

猿田彦神社の石燈籠

縁が欠けた手水石