寛文13年(1673)の織部灯籠(キリシタン灯籠)

南北朝時代の板碑

ヒヨクヒバ (ねりまの名木)

庫裡

六地蔵幢

聖観音菩薩像

弘法大師像

大宝篋印塔

禅定院は、照光山無量寺といい、真言宗智山派(豊島八十八ヶ所霊場第70番札所)のお寺で、本尊は阿弥陀如来です。
 「新編武蔵風土記稿」 によれば、今から約600年前、願行上人によって開かれたお寺であると伝えます。文政年間(1818-30)の火災で、建物・記録などことごとく焼失しましたが、境内にある応安、至徳(南北朝時代)年号の板碑によっても創建の古さをうかがうことができます。
 門前の堂宇に安置された六地蔵や鐘楼前の大宝篋印塔は石神井村の光明真言講中によって造立されたものです。
 本堂前の寛文13年(1673)と刻まれた織部灯籠(区登録文化財)はその像容から別名キリシタン灯籠といわれ、区内でも珍しい石造物の一つに数えられています。墓地入口にいぼの治癒に霊験のあるいぼとり地蔵や、墓地内に寺子屋師匠の菩提を弔った筆子塚があります。
 また現在の石神井小学校の前身である豊島小学校は、明治7年(1874)区内初の公立小学校としてここに創立され、以来三十余年子弟の教育の場でした。(練馬区教育委員会)

いぼとり地蔵

禅定院由緒

禅定院本堂

本堂に掛かる禅定院の扁額

山門

六地蔵尊

禅定院寺標