明治天皇白河行在所跡・白河宿脇本陣柳屋旅館跡解説

柳屋旅館 「蔵座敷」

 江戸時代の 「諸国道中商人鑑」 に掲載された、白川本町の柳下源蔵が経営する「脇本陣柳屋」の店先の図である。同書は、旅先での旅籠や店などを紹介したガイドブックである。
 柳屋旅館には、慶応4年(1868)の戊辰戦争白河口の戦いに参戦した新選組斎藤一隊長率いる隊士が宿泊し、最大の激戦となる5月1日、ここから出陣した。また、蔵屋敷は明治14年(1881)の明治天皇東北巡幸の際に天皇の宿泊所とされ、玉座と呼ばれる書院空間や御膳水跡などが今に伝えられている。脇本陣柳屋旅館は、この地に所在し、奥に残されている旅館蔵座敷とともに当時の面影を伝えている。
   (白河観光物産協会)

明治天皇白河行在所附御膳水碑

奥州白河宿公園碑

脇本陣柳屋跡

脇本陣柳屋解説

 明治天皇は、明治14年(1881)の第2回東北・北海道巡幸の際には、この地にあった脇本陣柳屋柳旅館が往路の休憩所となり、帰路には宿泊所となった。この蔵は、柳屋旅館で使用されていたもので、明治天皇が宿泊された地(明治天皇行在所跡)である。内部は違い棚、書院などを備えた床の間と座敷があり、玉座と呼ばれている。また蔵の裏側には、つるべ井戸(明治天皇御膳水跡)が残されている。
 なお、戊辰戦争白河口の戦いに参戦した 「新選組」 斎藤一局長ほか106名が宿営した場所でもある。
  (本町復起会)